Takamori博士が語るレースの裏側ドタバタ話

レーサーになるにはどうしたら良い?                              2014年03月27日

Takamori博士 はかせです♪♪ 1970年北海道札幌市生まれ。1995年に北海道でレーシングカートに出会い、ミッションカートで日本全国のサーキットを転戦するほどレースにハマル。2008年に四輪レースへ初参戦。わずか5レースのキャリアでSUPER GT GT300クラスへ参戦したツワモノ。レーシングドライバーと言うよりも、まるで走るエンジニア。夢はいつか自分のマイカーを持つこと。実はサーキット以外で車を運転することが無い変わったレーシングドライバー?!なのです。

皆様、こんにちは、Takamori博士です。

「花粉症を治すにはどうしたら良いの?」と同じくらい難しい質問である「レーサーになるにはどうしたら良いの?」にお答えしてみようと思います。

「レーサーになるにはどうしたら良い?」とYahoo!知恵袋に質問しても良いけど、レーサーじゃないヤツが一生懸命答えているので、一度くらいボクが答えてみようかな?と思いますが、ボクの回答は絶対に採用されない自信があるので、これまで一度も返答した事はありません。

そもそも、人にモノを聞いて、その答えを信用して実行してる時点でダメでしょ? 教えられたことを素直に信じる良い子はレーサーをめざしてはイケマセン。

いっそのこと、弁護士のようにレーサーにも国家資格を制定して、ライセンスを取得したら、レース研修所というところで、ドライバーやエンジニアやメカニックから指導を受けながら、実際のレースを研修生と言う立場で体験してレース研修所を卒業したら、プロレーサー国家試験に受からなくてはイケナイみたいにすれば良いのでは?と妄想してしまいます。

前置きが長くなりましたが、レーサーになる方法のヒントをいくつかご紹介したいと思います。最初に注意しておきますが、ボクからの視点でモノゴトを語っていますので、未来が見えない目先が悪い眼科医の方や、それは違うんじゃねーと文句を言うレーシングスクール関係の方は見ないで下さいね。よろしくお願いします。


■パターン1(初心者の場合)
レースを始めるときには「レーサーになる夢を実現しよう!」とか「トップレーサーに!」といった文句に皆、踊らされる。レーサーになる方法が分からずに、「マシンを買わなくて良い!」とか「アドバイスしてもらえる!」と勝手に自分に都合よく解釈して、とりあえずレーシングスクールのオーディションに応募する。

レーシングスクールのオーディションでは、「あなたはセミサポートで合格です!」と言われ、スクールと契約すれば、「いつでもチームのマシンをレンタルできます!」とか「クラッシュ保険があるから大丈夫!」と説明を受け、高い契約金を払い、レーサになった気分になるのです。

もちろん、レーシングカーを運転した事が無いアナタは、サーキットの駐車場やレースの行われていないサーキットでスキルアップ走行の課題を与えられます。八の字走行だとか、ブレーキング練習とか。。。個人差を無視した画一的なカリキュラムに踊らされ、慣れない運転をするものだから、旧型の整備不良車に乗せられてクラッシュするパターンが多いのです。

ほとんどの人が修理代と言う名の借金を背負わされて、レースデビューに失敗し、レースに一度も参加したことの無いレーサーとしてひどい人生をスタートするのです。

結局、レースデビューを諦めてレーシングスクールを退会するも、やはりレースに出てみたい!!と言う衝動に駆られ、他にレースをやる方法が無いのか??? と、いろいろ探して、DIJON Racingにたどり着く。と言うパターンが最近増えています。


■パターン2(レース経験者)
有力チームでレースにシリーズ参戦することになったドライバー。
無理をしてシリーズ参戦するので、レース参戦費用が全然集まりません。知り合いを辿ってお金を集めまくります。

レース数を減らせば良いのに、「チームがサポートするから・・・」の声に甘え、沢山のレースに出て、優秀な成績を収めました。翌年はステップアップして上のクラスに出場しようとすると・・・ 昨年の経費がこれだけ掛かったのでチームにお金を払ってくれないとマシンは貸せないと言われ、お金を集める旅に旅立っていくレーサーが多いのです。

結局、「チームがサポートするから・・・」=「チームへの借金」と言う事に気付かない人が多いのです。

オーナーチームなら分かりませんが、仕事としてマシンのメンテンスをおこなっているメンテナンスガレージが入門カテゴリーのドライバーに「お金」を払ってくれる事はよっぽどの事が無い限り、有りえないないのです。

入門カテゴリーは「ドライバーがレース経験値を積むためにお金を払って乗るもの」と決っているのです。野球に例えると分かり易いのですが、草野球でお金が稼げるのでしょうか? プロ野球になって初めてお金が稼げるとボクは認識していますが、世間の常識ではいかがでしょうか???

■どうやったらレーサーになれるのか?
レーサーに必要な実力は何なのか?を考えてみましょう。もちろん速く走れる事は大切ですが、そもそもレースをするのにはマシンが用意できないとダメなのです。

では、マシンはどうやって用意するか?
 1)買う 2)借りる の二つの選択肢があります。

1)買うを実行できる方は、今すぐレーサーになることをオススメします。
 仮にSUPER GT GT300クラスにエントリーするとして、GT3マシンを5000万円で購入して、パーツ・消耗品代3000万円を用意して、トラック業者と契約してマシンを運送し、ガレージを用意してマシンを保管して、メカニックを年間契約で雇えば、即、GTレーサーにナレルノデス。もちろん運転が下手でも構いません。マシンを全損させたら、また5000万円で買えば良いのです!! 沢山練習したら、そのうち運転も上手になる可能性があります。。。

2)借りる。
 これがスゴク難しい。高いレーシングマシンを見ず知らずの人に貸す人はいません。なので、マシンを貸しても良いな。と思わせるスキルが必要です。

さて、どんなスキルが必要なのでしょうか?

簡単な方法は、「私は運転が上手で絶対にマシンを壊さないという証明書」を手に入れる事です。そんな証明書どこにあるの? と考える方は、googleで検索してみて下さい。簡単には見つからないと思うので、図書館で本を探すのもアリですが、証明書が手に入らなければレースを諦めなければイケマセン。。。


■Takamori博士はどうやった???
ボクのキライな言葉は、「夢の実現」、「自己実現」、「やりがい」とか抽象的なキーワードです。人見知りのボクは他人との共通の価値観を築くことは不可能なので、そんな事に時間を費やしていたら、骨になるまで焼かれて、箸で摘まれて、壷に入れられ、石の下に埋められてしまいます。。。

抽象的な事はキライなので、ボクは他人との共通の価値観の一つである「お金」を探す旅に出たのです。

 摩周湖の底にビットコインが沢山埋まっているらしい・・・と聞けば、摩周湖へGo!! ロシアでは中古のUFOが安く売っているらしいと聞けば、知り合いに即、電話「UFOあるらしいけど、いくらで買う?」 にんにく100個食べれば魔法が使えるようになるらしい。。。と聞けば、誰かに、にんにく食べさせてみたり・・・と言うような感じ。

あーーら、不思議、気がつけば、なんとかレースできているのです。。。

でも、残念ながら、ボクは貧乏なので、まだ車と言う物を所有したことが無いのです。なので、車に乗るのはサーキットでレースをする時だけなのでした。。。

基本的に移動手段は、バス、地下鉄なので、いつかは軽自動車の中古を買ってみたいものですが、車庫入れとか出来ないのでまだまだ先の事になりそうです。


■最後に
レースをしたいのに「なぜ早くボクに相談しに来ないのか?」とっても不思議です。
ボクなら、イチバン実力が足りないレーシングドライバーに「何でレーサーで居られるの?」と、ソッコーで聞きにいきます。

SUPER GTに乗りたい!!とか具体的な目標があるなら、そこにツテを作るか? 知り合いにそんなツテがないかを確認して作戦を立てていくのが効率の良いやり方でしょ?

「レーシングスクールに入校してレーサーを目指す」なんて、何を勘違いしているのか・・・自分の力を過信し過ぎです! 正々堂々と闘って玉砕する弱肉強食の社会に「正しい方法」なんて無いのです。近道はあるとボクは思いませんが、でも、どこかに道はあるのです。。。



このページは2013年~2015年まで、AUTO SPORTS webホームページに
投稿されていたモタスポブログ(2014年03月27日)を再編集したものです。
          

Takamori博士が語るレースの裏側ドタバタ話